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鮎の涼煮

鮎シリーズ第?段。
今日は鮎の涼煮をご紹介します。

簡単に言えば、南蛮のようなものです。
鮎を焼き、酢の効いた出汁に浸し煮ます。
時間をかけ、鮎が形を壊さぬよう、しかも、骨まで食べられるよう。

出来上がった鮎は冷たく、酸味が効いてさっぱりとした味です。
見た目はまさに鮎そのもの。
美しい姿のままです。
これが、骨までじんわり味が浸みて柔らかだとは。

鮎は色々な食べ方があるものです。

私はこの鮎の涼煮(と勝手に名づけたが、酢煮のほうがわかりやすいか?)を食べると、このうっとうしい梅雨の季節を連想し、妄想します。
「うっとうしい」といったのはまあ、一般的にで、実は、雨女で雨が友達の私にしてみると、栄養たっぷりで雨太りしそうなしとしとぴっちゃんは、ぎらぎら夏の前のゆるやかな時間・・・。

以下妄想。

もあ~と湿気で蒸し暑かった後、また雨~!なんていう夕刻。
落ち着く居酒屋に入って、なじみの店主に、生ひとつを頼み、「あれある?」というだけで「ああ、あれね。あるよ」といって奥に入り、すっとだしてくれる。

皿にゆったりと横たわるその美しい姿は、箸をつけるのをためらってしまうほど、繊細な形である。

しばらく、眺めながら、生ビールでのどを潤し、ビールが半分ほどになったとき、七田の夏純を頼む。
ガラスに滑らかに注がれる七田の冷酒が用意されると、ついに清らかな鮎にばっさりと箸を入れる。

「柔らかい」
鮎は箸で簡単に割れる。その身を大胆に骨と共に口にほうばる。
一度焼かれ余分な脂を落とされた鮎は、うっすらと脂肪を身に纏っている。
その冷たい上品な脂肪が熱い舌の上で柔らかく溶け、酸味の効いた出汁がじゅわっと口中に広がる。
温度とこくと酸味と旨味が絶妙に絡み合い、恍惚となる。
すかさず、七田の夏純をコピリ。
・・・・・し・ふ・く。

外はスコールのような雨。


はっ!!!
いかんいかん。

鮎の涼煮。

鮎好きな方。南蛮好きな方。魚好きな方。きっとご満足いただけると思います。
一方、「鮎の顔、小骨苦手~」な方、尾頭付きの魚一匹食べられない方は、無理にとらないでください。
美しい姿がぐちゃぐちゃなまま放置されるのをみるのは、実に実に悲しいので。
そういう方は隣の人のとった鮎見て「ははんあれか」と認識していただけたらそれだけでうれしゅうございます。

なんにせよ鮎とは奥深い魚でございますな。
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