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地獄煮と人喰い岩2

突然、ご来店されなくなったある一人の男性。

実に物静かで、優しげ。食する姿が美しく、女将は心の中で密かに「スマート様」と呼んでいた麗しい男性。

う~む。何か気に入らないことがあったのだろうか。
もしや、「スマート様」と心の中で呼んでいた事が、彼の特殊な能力でバレてしまったのか?
分からぬ。
なにしろ、ご来店いただいても、女将と話をしたことはほとんどなく、女将がないってことは、店主は全くなく、彼一人、優美で静かな雰囲気を漂わせているのみ。

ある日、彼は突然やってきた。
内心「おお!スマート様。久しぶりやん」とまたまた特殊能力で読まれる事も忘れ、歓喜する。

すると、彼が突然「どじょうはないのですか?」などとおっしゃるではないか。
どじょう?彼とどじょうなんてのは月とすっぽん。余りにかけ離れた存在同志。
動揺しながらも「どじょうは一度入れたんですが、今はないです」と優しく答えた。

悟った。
スマート様は、このブログを読んでいるに違いない。
そして、帰り際に「実は転勤しまして、今は夏休みで戻ってきたのです」とおっしゃった。
エスパーじゃあなかったらしい。残念。

その後、彼は再びご来店された。
そして、なんと「人食い岩を」とご注文されるではないか!
むむむ、きたあ~!さあ次は「地獄煮」か?
優美な彼が「地獄煮」に「人喰い岩」セットをとられるなんて!(そんなオーダーききとうございます。ひ~っほほほほといったのは確かに私だが)
ああスマート様が無間地獄に陥ってしまうとは。
そんな姿見たい様な、見てはならない様な。

しかし、やはり、エスパーなのか、地獄煮はご注文されなかった。
ほっとした様な、寂しい様な。

スマート様。また帰省されたら女将をハラハラさせにお越しくださいませ。
(これってオレ?俺?オイラ?僕?わたくし?と皆様勝手に想像されたし)


さて、そうしている内についにやってきた無間地獄セット。
毎回、そのオーダーにおいて、自由奔放、我ら二人の予想を見事に裏切り、度肝を抜かせてはクールに一人楽しむ博識のお客様。

この方、密かに「博士様」

来ましたねえ。
普通に「ラーメン餃子に瓶ビールね」と言われているのかと錯覚したほど普通に。

「地獄煮と人喰い岩ね」

博士様のご注文なのだから、もう当然毎回何があっても腹はくくっている。
「あ、はーい」こちらもこの方なだけにごく自然なもん。

博士様から「美味い」という有り難いお言葉を頂戴した。
博士様、サンキューでございます。

そして、最後に、飯島さんがじっとメニューを見ながら「この地獄煮はいつまでありますか?」とお聞きになられた。
夏の野菜の直売が今日で最後という日、満開のひまわりと千日紅を持って一人お疲れ様会をしにいらっしゃったのだ。
「食べたいけれど、昼間に沢山汗かいてるからもう今日はこれ以上汗かきたくなくて・・・」

トーゼンす!
スマート様と同じくらい物静かで爽やかな飯島さんからそんな面白いセリフが聞かれようとは。
飯島さんお疲れ様でした。

そして、いつも美味しい野菜達、綺麗な花々をありがとう!
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コメント

[C113] いつも楽しみにしています。

いつも美味しいお酒&お料理を楽しみにしています。
今まではブログを一方的に拝見させていただいておりましたが、おそらく私のことではないかと思いまして書き込み致します。
 実は地獄煮もオーダーしようか迷っておりました。しかし、お肉の料理をいくつか頼んでいたため、やむ得なく今回はあきらめましたTT。
スマート様なんてとんでもないですよ(笑)
ps.「転勤」ではなく長期出張的な感じですので、10月初旬にはまたこちらへ戻ってくる予定です。
(説明不足でした。すみません)
ではまた、立ち寄らせていただきますね。
長々と失礼しました。
  • 2011-08-15 15:06
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