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地獄煮と人喰い岩

大分県別府市は温泉都市でございます。

行かれた事のある方なら思い出されるでしょう。

山から別府湾に向かって広がる傾斜地に、モクモクと盛大な湯煙があがっているその光景を。

ここでは、500円一枚とタオルがあれば、源泉掛け流しの贅沢な温泉を、誰でも気軽に利用できます。
安いところでは、お地蔵さんにお賽銭だけ。なんて場所も。

別府にもいわゆる路上生活者はいるようですが、無料の温泉施設があちこちにあるため、皆さん毎日入浴して、大変色艶良く、清潔だという話。

半信半疑ですが、まあそのくらい、別府という場所から噴出す大地のパワーは、老若男女、貧富の差問わず、万人に分け与えられ、尚、有り余る豊かさのようです。

そこに、「地獄めぐり」という観光スポットがございまして、これは何かというと「別府温泉の特徴的な場所を地獄と称して観光頂く」というものでございます。

特徴はかなり顕著に表れておりまして、例えば海地獄。ここは真青のまさにコバルトブルーの大変美しい色をした地獄です。
神秘的なくらい美しい深い青色でも温度は灼熱。もちろん触れません。
竜巻地獄、坊主地獄なんてものもございます。
竜巻はいわゆる間欠泉ですな。
初めてこれを山の中で発見した人は度肝を抜かれたことでしょう。
坊主地獄は、滑らかな白い粘土質の泥がまるで坊主の頭のようにコポコポと湧いてくるので、このような名前がつけられたのでしょう。
ちなみにここの地獄は非常にお得な温泉施設が併設されておりまして、清潔で、素晴らしい温泉の質を安価に楽しめます。もちろん源泉掛け流し。最高です。

血の池地獄。
真っ赤っかでございます。血のように真っ赤なのでございます。
この色も鉱物が化学変化したものかと。ちなみにここでは、足湯が無料で楽しめます。

さて、この真っ赤な血の池地獄を実はメニューに表そうかと思っておりました。
それが、店主渾身の作、真夏に地獄、地獄に仏、見ては地獄、食べて天国、「浅利と牛すじの地獄煮」でございます。
韓国唐辛子で真っ赤なスープは美味の一言に尽きます。
丹念にとった鰹と昆布の出汁をベースにトロトロの牛すじとプルプルの浅利、そして不思議な食感、ぷりょんぷりょんの夕顔と飯島さんのインカじゃがいも、これらが全て真っ赤な煮えたぎるスープに収まっております。(「煮えたぎる」は言葉のあやでございます)

これぞ別府の血の池地獄。

ハフハフと牛すじを食べればそのトロトロに魅了され、すかさず赤いスープをのどに流し込めば、混沌の中から生まれる旨味の五重奏に失神しそうになり、それでも覚醒された味蕾は、貴方の意図とは関係なく脳に「早く次を!!」と指令を送り続けるため、皿が空っぽになるまで貴方の箸は止まらないでしょう。

ドーパミンの連続爆発による幸福感に浸った貴方に待ち構えているもの。
それは、新たな渇望感に苛まれるこれぞまさに地獄。無間地獄。

嗚呼!

この地獄。味わってみたいでしょう?

人は未知なるもの、不安なものに何故か惹かれるもの。
故か、今入荷中の京都玉川の酒にも皆の関心が寄せられます。
「人喰い岩」
なんと恐ろしげな名前をハーパーさんはつけたのでございましょうか。(杜氏さんはえげれす人のハーパーさん)

「地獄煮と人喰い岩を!」
というホラーなご注文、私、聞きとうございます。

ひ~っほほほほほほほ
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[C112] くるりこ

女将がいちばんカルトやな(笑)

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